
2016年02月26日 [犬の豆知識]
猫ブーム到来!犬事業はもう終わりなのか?

こんばんは!犬竹-kentiku-坂本です。
ここ最近で犬の飼育数は激減しました。
第二次ペットブームと言われたいた10何年か前に比べると半分くらいに落ちてます。
詳しくは本編で触れるとして犬の代わりに今は猫がじわじわ来ています。
どのメディアでも猫に切り替えをしてます。
気づいてますか?ドックフードじゃなくて最近キャットフードのCMの方が多くないですか?
果たしてもう犬事業は終わりなのでしょうか?
今日は犬の仕事の話。

犬の仕事というとどういうものをみなさんは思い浮かべますか?
トリマー
シッター
獣医
ここら辺が犬の仕事改めペットの仕事としての知名度があるご職業ですかね?
私の仕事であるトレーナーはここ数年でやっと会話に出しても「あぁしつけのやつね!」
といってもらえるようになりました。
10年前くらいは「調教師ですよね!」と言われました。
ライオンとか怖い。

すこし知名度が上がりいよいよこのトレーナー産業も盛り上がるかというところで
悲劇が訪れました。
そう、犬飼育の低下。

参照:http://blog.livedoor.jp/currygirl/archives/1037354968.html
ね?
まずいでしょ。
これ(笑)
笑い事じゃないけど。
2013年でこれですから今はもっと落ちてます。
営業先が無い。
昔から「ペットは仕事にならない」と言われました。
今はきれいごと並べてる場合じゃないのであえてこういわせていただきます。
ペットは金にならない。
お客さんの絶対数が少ないので個々の飼い主様にお支払いいただく金額も
自然と高くなります。
技術料なのである程度の値段はご覚悟されると思いますが
にしても預かり施設は異常な値段です。
あの手この手と手法を変えて飼い主さんからお金を搾取する方法をどの企業も探してます。
トレーナの平均年収は大体200万あればいい方です。
雇われだともう少しおちます。
節約して何とかなるくらい。
お金貯めてマイホームなんて自分で会社立てない限り不可能に近いです。
まぁこの仕事は苦しいのですがまだチャンスはあるんじゃないかと思うのです。
が
この犬飼育数激減がどうなるか・・・
おそらく全トレーナーが注目しているでしょう。

犬ブームが始まったころ犬をブームで終わらせずに文化に!というダジャレめいた活動がありました。
ドイツやイギリスのように犬が傍にいる生活・社会が当たり前にという願いが込められてます。
しかしどうでしょう。
当たり前になる前に飼う人がいなくなる可能性さえ出てきました。
ここからは自分の推察になるので一意見として聞いて欲しいのですが
日本では犬が狩猟につかわれる環境は当の昔になくなりました。
なので犬の用途と言えば番犬です。
外に置いておいて基本的にはそこまでかかわりは持ちません
だから犬を扱うのが下手な気がします。
そして時は流れて今や犬は家族として扱うのが当たり前です。
そうしなければ人道に反してるような言われ方をするまでになりました。
昔はただの家畜扱いだったくせに。
だからしつけ、しつけうるさくなり
犬を飼う上でのメリットが少なくなったのです。
ペットショップでも生体販売も禁止にしていく動きが強いです。
こうして犬を飼う環境が難しくなっている事に要因がある気がします。
生体販売を禁止にすれば犬を飼う人が減るのは
火を見るより明らかだったはずです。
なので禁止に力を入れるのではなくそういった非人道的な販売方法をしている業者
知識が無いのに販売する業者を「指導」する方向にもって行ってはいけないのでしょうか?
そういう人達に何を言っても通じないのはわかってるつもりですが飼育の制限は正解だとは思えません。
犬との暮らしの喜びを犬の苦手な人や知らない人に伝えるのが犬好きそして犬事業の一つの使命なんじゃないかと思います。

さていつもは思想の話で締めくくりますが今日は、またビジネスの話に戻ります。
ではこれから先犬の仕事が減って来れば私たち犬関係業者はどうすればよいのか?
食いっぱぐれないように考えなくてはいけません。
今すぐには無理ですが、私は将来的には犬のしつけやトレーニングが無料化すればいいなと思います。
そのためにも今は仕込み時期ですがそうなれば犬の事を勉強しようとする人は増えるかもしれません。
犬の事を学んだ人たちが犬を飼えば変なことにはなりにくいはずです。
それともう一つ、私たちも「猫」にシフトチェンジするという手。
猫も流行り始めてと言っても全盛期の犬に比べればまだまだです。
しかし今から「猫」が流行るにかけるのも良いかもしれません。
猫が流行れば犬の様に人間に振り回されるのは目に見えてます。
犬は人なしでは生きていけない動物ですが猫は犬と違い野性的です。
しつけの難易度もぐーんとあがります。
猫にしつけなんていらないよ。
という方が多くいますが思い出してください。
あなた20年前にも犬に対して同じ事言ってませんでしたか?
犬を取り巻く環境が昔と変化したから犬にしつけは必須になりました。
猫も流行れば取り巻く環境はまた変わるかもしれません。
40年前の人たちは犬にしつけなんてあまり考える人は少なかったでしょう。
ご年配の方たちのお話を聞いていて思います。
流行り始めてからじゃ遅いんです。
じゃあ猫のしつけってどうすんの?
ってことですが
これはまた次回。
お楽しみに。